Mentality of a Champion - 必然 vs 願望

John Broz

自分が好きな業界関係者にJohn Brozと言うオリンピックリフティングのコーチが居ます。Average Broz Gymと言うジムをネバダ州で経営してましたが、2017年以降ネットには浮上しなくなり、ジムも調べると閉鎖と言う事になっています。John BrozはもともとSNSだったりネットを少し嫌っていたし、Average Broz Gymの前のジムは公表していない隠れ訓練施設のような物だったらしいのでそれに戻っただけかも知れません。

一昔前に#Squateverydayと言うハッシュタグが英語圏では賑わっていましたが、この元と言えるのがJohn Brozさんです。MusclePharmの創設者の一人Cory Gregory氏がSNSでスクワット祭りしてた記憶が有ります。お尻発達で最高のエキササイズを編み出したBret Contreras博士や自分が愛用してる531考案者のJim Wendler氏もJohn Broz氏を尊敬しています。

#Squateverydayがどうこうと言う投稿ではないのですが、その根底となっている「Mentality of a Champion」と言うのがとても好きで、昔のタコライス研究日誌にあったんですがこちらでも復活させてみました。

Mentality of a Champion

「Mentality of a Chamption」と言うのは「チャンピオンになる人(達の)考え方」みたいな訳になります。余りしっくり来ない訳ですが、先ず大前提としてChampionと言うのはたまたまなる物ではない事。ある日起きたらチャンピオンになっていたと言う事はラノベの世界でもない限り有り得ません。チャンピオンになった方々には言葉では上手く表現出来ないほどの努力が礎となっており、この努力に共通するテーマがあるとしたらそれは「必然 vs 願望」であると。それについてJohn Broz氏が語った話が火種となり英語圏で瞬く間に広がり、勿論反対者も多くいましたが、学べる事はあると思うのでシェアします。

Necesseity vs Desire

以下John Broz氏の話の意訳:

普通のジムで人に最適な理想のプログラミングについて話す事がある。条件1をこうだとしよう。

お前はトロピカルな孤島に一人で居る。そこにはトレーニングに最適な施設が完備されている。栄養も休養も時間も全てが理想通りに整っていたとする。

この条件1の場合、「どれくらいの頻度でスクワットをするのか?」と聞くと、大体の人が『週に2回かな』と答え、「高強度を扱う日は?」と聞くと『その内の1日かな』と答える。

では条件2はこうだとしよう。

お前はアルカトラズ軍事監獄のとても寒く真っ暗な独房にぶち込まれている。その独房は中途半端な高さで室内で立つと中腰にしかならない。寝具も中途半端な長さで寝ると頭か足がはみ出てしまう。更に隣の同様な独房にお前の最愛の者達が同じ様にぶち込まれている。お前が独房を出られるのが許されるのはトレーニングの時間だけだ。そこでお前に更に最終通告が届く:“30日以内に自分のスクワットの個人記録を10%伸ばさないと行けない。さもなくば最愛の者達は処刑される。”

この条件2の場合、「どれくらいの頻度でスクワットをするのか?」と聞くと、今度は『そりゃぁ毎日やるさ』と答え、「どうしてだ?」と聞くとやらないといけないからだよ (Because I have to) と言う。

ここがポイントで「やらないといけない」即ち必然であると言う事。凡人とチャンピオンの差はこの願望と必然の違いだ。

考察

理想条件では目的に必然性が無く出来れば良いくらいにしか普通の人は思わない。チャンピオンになるであろう人達には努力の点に置いて選択肢は無く、そこは必然であり当然でしかない。しかし皆が皆チャンピオンを目指している訳ではないのでお門違いと言えようが、得られるものは誰にでもあると思う。

John Broz曰く「バーを触った日はそれだけでプラス。触らなかった日はマイナスだ。」目標があり、それをなし得たいのならコツコツ頑張るべしと言う事か。モチベーションが無い日もある日も地道にコツコツと。John Wendler氏はMotivationと言う言葉を嫌い、Task Force Bruiserの司令官であった退役軍人で元Navy SEALsのJocko Willink氏も同様の事を言っていたが、「出来たらやる」じゃなくて「やらないといけないからやる」と言う風に考えられる様になれば、目標が達成し易くなる人生の秘訣かも知れない。

さて僕も頑張ろう。

それでも無理・・・

↓でも見ましょう。

Comments